こんにちは、さもです。
英語を勉強しなくては!と思いたって何もしないまま数ヶ月が経ちました。
そろそろ勉強しようと思うのですが、先日こんなものを見つけました。
美女と野獣 Beauty and the Beast (ラダーシリーズ Level 1)
- 作者: ザンディ・スミス-セラフィン
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2006/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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少ない単語数で有名な物語が書かれている書籍です。ひょっとしたらこれ自体結構有名かもしれないですが、こんな本があるんだ!と感動し、早速このシリーズの美女と野獣を買ってみました。
あ、この本のことを効率的というわけでは無いですよ。
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ラダーシリーズのLevel1は中学生レベル(英検4級レベル)なのですぐに読めるはずです。
通勤時間にでも読もうかなと思っていたのですが、ふと、高校時代に英語を勉強していたときのことを思い出しました。
~~以下、回想~~
学校の授業が終わり、特に部活をやっていなかった僕は、ふと思い立って教室一人で勉強をすることにしました。
じりじりと暑い西日が入る教室は、僕一人で、とても静かでした。
最初の数日こそ一人の教室にドキドキしていましたが、すぐに慣れ、一人だとこんなにも集中できるんだと思いました。
窓際の自席に座って英語のドリルを開き、黙々とイディオムの穴埋め問題や、たまにぼーっと単語帳を眺めたり、長文読解などしていました。
勉強し始めたころは知らないイディオムや単語だらけで本当に勉強になっているのか不安でした。
秋に近づくにつれ、僕以外にも教室で勉強する人が増え、教室には僕と、他のクラスの人も含めカップル2組という残念な状態になっていました。
せっかく手に入れた静寂を害され、一人で集中できる環境からは一変してしまいました。
しかし、同時にあることに気づくようになりました。
長文を読む中で、知っている単語やイディオムが増え、あるときから突然、すらすらと読めるような気がしたのです。
~~回想終わり~~
本当に、せっかくの一人の教室を奪われたことは今でも許せません!
ま、それは置いといて、みなさんも勉強をしていて急に理解できるようになったみたいな感覚を持ったことはないでしょうか?
あるいは、RPGをやる方なら、複雑で広大なダンジョンも何度も訪れるうちに、意外と狭かったみたいな感覚です。
おそらくですが、
- 英文が読めない(ダンジョンが広い)ー>知らない単語が多い(始めての場所が多い)
- 英文が読めるようになる(意外とダンジョンが狭い)->ほとんど知っている単語(ほとんど訪れたことのある場所)
ではないでしょうか。すなわち、英語習得の近道は効率よくいろんな単語を知ることです。(あたりまえーーーー)
ただ、だからといって知らない単語しか出てこない単語帳での勉強は辛い・・・
では、ラダーシリーズを題材にして、効率よく単語を知るにはどうすればいいでしょうか?
ここで簡単な(凄く単純化した)シミュレーションをやってみました。
僕の買ったラダーシリーズ(美女と野獣)は単語が1000種類、84ページ、総単語数6050です。
known_words = [] 84.times do |i| 72.times do |j| word =rand(1000) unless known_words.include?(word) known_words << word end end if (known_words.size) >= 950 p "page_num: #{i + 1}" break end end
上記のコードを一言でいうと、「1000語のうち95%に当たる950単語に出会うためのページ数を求める」プログラムです。
さて、大体の予想でいいですが、何ページぐらい読めば95%の単語に出会えるでしょうか?
答えは、大体43ページです。
全体のおよそ半分です。
80%なら、23ページです。3割にも満たないページ数です。
43ページを過ぎた頃から知っている単語がほとんどの状態。すなわちサラサラと英文が読めるようになります。
あとの40ページほどは、最初よりも早い時間で読みきれるかもしれませんが、新しく出会える単語はわずか50語です。
以下のグラフは、ページ数とそのページまでに出会った単語の数の関係です。
では、ここで読み方の戦略を変えてみます。
ラダーシリーズを2冊(異なる内容)用意し、半分まで読んだらもう一方の本に切り替えるという戦略です。
ただし、新しく用意したラダーシリーズの本は、内容(単語の種類)が1冊目と30%異なり、ページ数、総単語数は同じとします。
上のグラフに今回の戦略の実験結果を重ねてみます。
明らかですが、青い線が1冊目を全部読んだときのグラフ、灰色の線が、2冊を戦略的に読んだときのグラフです。
ぱっとみ効率的ですよね、ね!
美女と野獣を途中で放棄するなんて!と思ってしまいますが、効率を考えると、こういう読み方もありかもしれませんね。
以上、効率的かもしれない勉強方法でした。
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