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ドラマと全然違う!リアルな妊娠・出産体験談【出産編】

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ドラマと全然違う!リアルな妊娠・出産体験談【妊娠編】の続きです。

男性(夫)目線で見た長男誕生の様子を記事にしました。

前回までは妊娠発覚からもうすぐ産まれるかも?!までのお話でした。

今回はいよいよ赤ちゃんが生まれてきます。感動の出産編です。

2. 出産編

Ⅰ. 分娩前

ドラマでは、出産の合図が「破水した!」や「陣痛が始まった」ですが、必ずしも突如何かが起こり病院に急行するということはないようです。

私の妻の場合は前駆陣痛(陣痛の前にある軽めの陣痛。全然軽くない)から始まりました。正直、素人にはそれが前駆陣痛なのか本陣痛なのか分からないですよね。

私は、ちょうどゴールデンウィーク前だったので、有給を取って数日前から妻の実家にお世話になっていました。

陣痛っぽいのが始まるとまず、まず病院に電話します。このころはまだ20分~30分と陣痛間隔は長いです。

使える車がなかったので、電車で病院へ行きました。まさかの公共交通機関です。40分くらいかかって病院につくころには陣痛は弱まっていました。

また陣痛が始まりそうだし、このまま入院かなと思っていたのですが、この日はまた何かあったら電話してくださいと言われ、自宅へ帰されました(笑)

帰されるとかあるんですね!

陣痛を促すため夕方ごろに妻と二人で散歩に行きました。散歩から帰ってきて少し休憩したあとで、また陣痛が始まりました。今度こそと思い、今度は妻のおばの車で病院へ行きました。

ですが、また陣痛が弱まってしまい、再度自宅へ帰されてしまいました。

家に帰って夕食を食べ始めるころからまた陣痛が始まりました。車で移動できるといっても、体に負担がかかるので、しばらく様子見をすることになりました。夜二時ごろになってだんだん陣痛の間隔が短くなっていることに気づき、今度は私の親の車で病院へ向かいました。陣痛間隔が5分切っていたと思います。

私は妻の隣で寝ていたのですが、目を見開いてエア自転車こぎをしていました。妻がこの表情をするときは、相当な痛みを伴っているときです。

(後日談ですが、隣でぐっすり寝ている私に相当イラっとしていたそうです。)

近くで待機してもらっていた両親の車に乗って急いで病院へ向かいました。病院で診察してもらうと、子宮口が9センチ開いていました。助産師さんから、よく耐えましたねと苦笑いされていました。

子宮口は10センチで全開。10センチ開くと出産が始まる合図なので結構差し迫っていたようです。

Ⅱ. いざ出産へ

いざ出産となってからが長かったです。子宮口はもうすぐにでも分娩を開始できるほど開いているのですが、また陣痛が弱まってしまいました。

少し寝て休んだり、陣痛を促すツボ(くるぶしから指4本分くらい上のところ)を助産師さんがマッサージしてくれたりしましたが、陣痛が再開せず、結局陣痛促進剤を投与することになりました。

この陣痛促進剤がとてもよく効いたようで、陣痛がすぐに再開しました。

すぐに陣痛の痛みが激しくなり、私も薬が効きすぎているんじゃないかと心配でした。

促進剤を入れてからは早かったです。

しばらくして診察を行うとのことなので、私は分娩室から一旦退出しました。しばらくしてから分娩室へ入ると、分娩しつはまるで手術室のようにになっていました。ベッドだと思っていたものが、変形して分娩台になっていました。かっこいい!

妻の頭側に移動して、いよいよ出産がはじまります。

実はこの時点でもまだ破水していませんでした。

Ⅲ. 出産

分娩と言うより手術のようでした。枕元には酸素マスクが用意され、メスやはさみのような器具が並べられ、手術用のライトがたかれ、助産師さんは手術着をきて、ゴム手袋をはめていました。

いきなり産みましょうではなく、まずは「いきみ」の練習です。呼吸法やいきむタイミングを教わります。私が何をすればいいかも教わりました。

一通り練習を終えると出産がはじまりました。奥の方にもう頭が見えているとのことなので、コッヘルで卵膜をやぶり人工的に破水させます。

陣痛のタイミングと、いきむタイミングを合わせて、力をいれます。

私は同じタイミングで妻の首の後ろを腕で支え、いきみやすいように少し起こすようにします。

分娩室は生まれてくる赤ちゃんが寒くならないように室温があげられていて、とても暑いので、陣痛が一旦止むと、妻をうちわであおいだり、ストローのついたペットボトルから水分補給をします。この、いきむ->うちわ+水分補給のサイクルを繰り返します。

しばらくこのサイクルを続けると、頭が出てきました。私の立っているところからも赤ちゃんの頭が少し見えていました。

頭が出てからは、数回いきむとすっぽり赤ちゃんが出てきました!

ここでドラマと違うポイントです。ドラマでは完全に出てから産声を上げるイメージだったのですが、なんと我が子は腰がまだ出ていないときから泣いていました!めっちゃ元気やな~と思ったのをよく覚えています。

取り上げた看護師さんが、まだへその緒がついた状態の赤ちゃんを、お母さんの胸の上へつれてきてくれました。カンガルーケアと言うやつです。胸の上へ置かれると、ぴたっと泣き止んだのです。すごいですね、ちゃんと分かっているんですね。

生まれたての赤ちゃんはまだ血がついていて、しわしわの顔ですが、めっちゃ可愛かったです。私は感動で号泣していました。妻はそんな私の姿を見て唖然とし、泣きそうだったのに泣くのを忘れたと言っていました。

その後、看護師さんが診察のためにお母さんから引き離すと、案の定めっちゃ泣きました。生まれて史上最大の泣き声でした。最近の分娩室はしっかり防音されているので、廊下まで産声は届かないようです。産後しばらくしてから廊下で待つ両親の元へ報告にいくと、母が「どう?まだかかりそう?」と言っていました。「え、1時間前に生まれたよ」と言うと凄く驚いていました。

分娩室内で赤ちゃんの診察を行うのですが、身長、体重、胴囲、頭囲、あと、手足の指の本数も数えていました。性別の確認と、男の子だったので、「玉」がちゃんと2つあるかの確認もしていました。

そのころ妻は出産後の後処理をしてもらっています。詳細は痛々しいので割愛しますが、陣痛並みに痛かったそうです。

赤ちゃんが生まれてすぐ後に、胎盤などが出てくるのですが、希望すれば後で触ることが出来るようです。そのときに言うか、バースプランに書いておきましょう!入院する部屋へ移動して、少し落ち着いたあとで見せてもらいました。全然血生臭いこともなく、想像よりずっときれいでした。ハラミっぽい感じです。

今まで知らなかったのですが、胎盤って赤ちゃんの細胞らしいですね。ずっとお母さんが準備するものだと思っていました。

では出産直後のことを、ドラマと全然違う!リアルな妊娠・出産体験談【産後編】 - webエンジニアの日常

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